Fun to Drink;(楽しく飲む;)は、
2020年から始まったわたご酒店のスローガンです。
「みなさんの日常の役に立ちたい」
「お酒のある生活の豊かさを伝えたい」
という想いから、当店では商品の選定から、接客、サービス、企画するイベントなど、
このスローガンのもと展開しています。
私たちは「楽しく飲む;」を真剣に考える中で、
楽しい食卓に必要なのは、
お酒やお酒に関する情報だけではないことに気づきました。
楽しい食卓の実現には
食事や酒器、雑貨などが大きな役割をもち、
ひいてはお客様それぞれの体験や思い出、ヒトとのつながりが
とても重要であることに行きつきました。
「日本一入りやすい酒屋になろう!」
「家族で行きたくなる店づくり」
を心がけ、お酒に興味がある人も、ない人も一緒に楽しめる店の実現に向け、
調味料やお菓子、雑貨などもセレクトしています。
企画するイベントでは、
地元の農家さんや飲食店さんが集まり、家族で楽しめるものになっています。
わたご酒店は「楽しく飲むプロ集団」です。
お酒の情報以外にも、楽しく飲むポイント、
生活を楽しくする情報をいっぱい知っています。
是非ご来店の際に聞いてみてください。
Fun to Drinkは「;(セミコロン)」で締めくくっています。
「;(セミコロン)」には、
「そして」という未来へのつながっていく意味が含まれています。
わたしたちはFun to Drinkの後に、
ステキな物語がつながっていくことを願っています。
Fun to Drink;
寺田 和広(テラダカズヒロ)/兄
1989年 新潟市関屋出身
明治大学卒業
大学卒業後、日本酒類販売㈱に就職。大手ECサイト酒類販売の立ち上げを経験。東京の「今田商店」での修行後、家族が大反対を押しきり、わたご酒店を継ぐ。
担当→わたご酒店店主・イベント企画・営業・講演セミナー
性格→情熱的・即断即決・アイディアマン
寺田 宜央(テラダタカオ)/弟
1992年 新潟市関屋出身
敬和高校卒業/文化服装学院中退
東京で布地の販売を経験後、帰省し、わたご酒店入社。兄の決意をうけ、兄の挑戦のサポートしている。
担当→店舗運営・発送・配達
性格→コツコツ・唯一の慎重派
山後 緑(サンゴミドリ)
新潟県燕市出身
早稲田大学卒業
二カ国留学。サップの猛者。世界中の海をこぎめぐる。
TOEIC950点超の才女。「日本酒が好き」という安易な理由でわたご酒店に入社。
担当→SNS運営・イベントAD・ECO担当
性格→好奇心旺盛・行動派・マイペース
寺田 菜々子(テラダナナコ)
新潟県阿賀野市出身
玉川大学卒業
大学卒業後、カリスマ社長の高級靴店に就職。仕事のいろはを叩き込まれる。新潟に帰省後、テラダと交際0日プロポーズで結婚。わたご酒店に就職。2児の母。
担当→経理・事務・農業・お料理部・会報誌
性格→ポジティブ・明るい・大ざっぱ・人情派
戸田 健康(トダタケヤス)
山形県鶴岡市出身
新潟大学卒業
卓球を愛し卓球に愛されて育つ。大学時代に料理の腕が開花。大学卒業後、一度はバンカーになるも、料理人の道を志し、羽前より越後に辿り着く。
担当→お料理部・コーヒー・ツイッター
性格→カラッと(したい)タイプ・マイペース・勤勉
渡邊一夫・洋子(ワタナベカズオ・ヨウコ)
わたご酒店はいまから40年前の1977年に農業を営む寺田の母方のじいちゃん(渡邊一夫)とばあちゃん(渡邊洋子)がはじめたお店です。
今は新しい家が立ち並ぶ亀田の町並みも、その頃の亀田は、見渡す限りの田園風景。町外れにぽつんと建ったお店が目立つように…と選ばれた「赤いテント」とずらっと並ぶ「自動販売機」が、わたご酒店の目印でした。
商品ラインナップは、酒以外にもタバコ・雑誌・パン・牛乳・洗剤を扱ういまでいうコンビニのようなお店でした。わたご酒店は時代の移り変わりとともに、その幕を閉じようとしていたのです。
改装前のわたご酒店
赤いテントとずらっと並ぶ自動販売機が目印
時代の流れの中で、町での存在感が薄れるわたご酒店でしたが、2017年の冬、外孫である現店主・テラダ(寺田和広)が東京の酒屋修行を終え、わたご酒店に帰ってきます。
テラダが「わたご酒店を継ぎたい!」というと、将来を案ずる親族からは予想以上の大反対。なんとかお願いをして、わたご酒店は再スタートをきりました。
店の掃除から始まった再スタート。お店にいてもお酒のお客様はこないので、必死に挨拶に回る毎日でした。
どうにかわたご酒店を知っていただくため、お店でのイベントをスタート。
「じいちゃんの酒屋を継ぎたい若者がレトロな店でイベントをする…」そんな口コミで、大雪の日にも関わらず約30人の方が集まってくれました。
そんな中出会ったのは、亀田の若い農家さんたちでした。
わたご酒店のある旧亀田町はかつては田んぼが広がる田園地帯でした。現在は宅地化が進み、その田んぼはどんどん姿を消していますが、今でも少し車を走らせると、広大な平野が広がっており、農業がおこなわれています。
私の祖父も酒屋と兼業での農家でしたが、同世代の農家さんとコミュニケーションをとるのは初めてでした。彼らは、実直に仕事に励んでおり、こういった方々を消費者の方に結び付けたいと思い、角打ちイベントに参戦してもらいたいとオファーをしました。農家さんから採れたて野菜を持ってきてもらったり、その野菜で作ったおつまみを提供する、次のステップが見えました。
気が付くと、
農家さんたちが家族で出店し、和気あいあいとした温かいマルシェとなっていました。
マルシェから得た、家族で楽しめる店づくり。
を毎日心がけて、お店やイベント企画をしております。