雅楽代 | 天領盃酒造


 

当店スタッフが定期的に行う造り手の方との交流の中で、発見した魅了をお伝えするWatago meets

 

第4回目は、実際に酒造りまで体験!28歳加登さん中心に酒造りに挑戦する、新潟・佐渡の天領盃さんへ新入社員サンゴが伺ってきた内容をレポートします!💁🏻‍♀️

これまではオンラインでしたが!今回は実際に蔵に行き、酒造りも体験ささせていただきました!

天領盃の加登さん。

わたご酒店にいらっしゃってる方はおそらくすでに

ご存知の方も多いかと思いますが、改めてご紹介します!

 

加登(カトウ)さんは千葉の生まれで、元々証券会社にご勤務。

24才の時、天領盃酒造を個人買収。

さらっと華麗な転身のように見えて、

その当時は元の企業で勤務しながら

何度も何度も佐渡へ通い、

牛丼屋さんでパタっと倒れてしまうくらい、

激動の日々の末の、買収成立だったそうです。

 

東京でのキラキラ華やかな生活を失ってまで

何をそこまで加登さんを動かしたのかというと、

大学在学中のスイス留学中での会話です。

みんなでお酒を飲みながら各国のお酒について

自慢し合う中、日本のお酒を知らなかったことに

悔しさを覚え、みんなに自分が造った美味しいお酒を

飲ませたいと決意。

 

さらに蔵に入ってからも、常に激動!

もともとあった設備では目指す造りが難しいため、

重ね重ねの設備投資にDIY。

 

そして忙しい造りが終わると全国の酒蔵さんに見学に!

ここが加登さんのすごいところです!

諸先輩方のところに回り、いいところを吸収し、すぐに実践する。

加登さんのお酒はまさに急成長📈しているのです。

今年の夏は、一週間くらいで9つの酒蔵さん

へ見学に行かれたそうです、

ストイックすぎてびっくり仰天でした!

 

念願叶った今回の研修。

天領盃さん「二才の醸」をきっかけに出会うことができた、

先輩20代酒屋さんの東京北区「三益酒店」三女の美香さんと、

神奈川・茅ヶ崎「青木商店」次期店主の遼太郎さんと、

茨城・下妻「すずき酒店」次期店主の徹さんと、

春頃からずっと佐渡へ行く計画をしては倒れ、計画しては倒れ、

を繰り返し、やっと伺うことができました!

 

しかもなんと、造り真っ最中のこの時期に!

これまでも蔵見学はいろんなところへ

させていただいてましたが、

造りを目の前で見学&実際に作業させていただくのは初めて!

めちゃくちゃ、、、緊張して行きました⛴

 

1日目は「洗米」と「分析」を体験!

 

2日目は「蒸米見る」「蒸したお米運ぶ」「雅楽代の添仕込み」「雅楽代もとだて」「種きり見学」「自動麹室見学」「瓶洗い」「雅楽代瓶詰め」とかなり盛り沢山の内容でした!

 

もちろん、造りの一つ一つの工程は各蔵で少しずつ違うはずですが、

洗米の時の時計を見ている時の緊張感、

蒸米中のお米のホワ〜っとした香り、

蒸し上がったお米の外見さらっとしてるけどもちもちしてる感触、

櫂入れする時のお米の重さ、

種切りの時の麹菌のファッと広がっていく様子、

瓶詰め中の良い香り、

栓をする前のフタの形、

全ての工程言葉では聞いたことがあったけど

実際に目の前で見たり嗅いだりすることで

お酒づくりへの理解が今までよりも

グッと深まりました!!

 

そして、佐渡での夜は、

それぞれ持ち寄ったお酒をたくさんテイスティング!

酒屋チームの他のメンバーにとって

お店はご実家。

「継いでいく」ための熱い思いや

お酒へのコメント、酒蔵さんたちとの

コミュニケーションなど、勉強になること

がたくさんありました!

 

ある会話がきっかけとなって、

こんなにもどんどん突き進んでいける加登さん

の行動力と実現力は本当にすごいなと思います!

初めてお会いした時は

なんとなくホワ〜っとゆるめの空気を感じた方ですが、

その脳内では常にいろんな考察や理論が

巡っているのだろうと思われます!

 

さて、大人気の天領盃「雅楽代」

人気で売り切れてしまい、一時お店に並んでいませんでしたが、

水曜定休を挟んで木曜日に

ついに新酒が入荷します!

 

一足お先に飲ませていただきましたが、

めっちゃくちゃ美味しかったです!

こちらについて詳しくは木曜日に!

 

Fun to Drink;